狂気の正体 連合赤軍兵士41年目の証言

2013年9月3日 at 6:19 PM

連合赤軍兵士 41年目の証言

日テレやフジテレビは、時々ドキュメンタリーを作って放送している。視聴率が取れないせいなのか、大抵は深夜の放送になる。

NHKのドキュメンタリーと比較すると、大衆向けのテーマという感じの内容のものが多いが、フジテレビが制作した佐々井秀嶺のドキュメンタリーなんかは非常に面白かった。(インド不可触民を救う日本人仏教指導者_佐々井秀嶺

放送が深夜なので、生で見る機会が少ない。再放送も深夜だったり日曜夕方などの微妙な時間帯だったりするので、見ようと思って見る機会はまずなく、大抵は偶然だったり、動画サイトでたまたまヒットしたり、そういう感じで見ることが多い。

 

で、今回は連合赤軍の兵士だった植垣康博を取り上げた、日本テレビ制作のドキュメンタリーを見た。

植垣は山岳ベース事件で8人の殺害に関与、懲役20年の刑期を終え、現在は静岡市でスナック「バロン」を経営している。

 

このドキュメンタリー、大して面白くなかった。

植垣は山岳ベース事件で、自分の交際相手のリンチ殺害に関与したのだが、担当のディレクターがその心境ばかり聞き、植垣がそれに対してはっきり答えないままドキュメンタリーが終わっているので、今一つ植垣が当時何を考えていたのか、現在どう反省しているのかわからなかった。

植垣の反省…というのは正直あまり伝わってこなかった。やってしまったことに対する後悔は何となく伝わってきたが。

もしかすると、あまり反省していないのかもしれない。反省がないというか、もしかすると当時何も考えていなかったんじゃないか、と感じた。以前、彼らが「自己批判」や「総括」の理由に使った「共産主義化」について、内容を誰も理解していなかったというような文章を読んだことがある(何で読んだかは失念してしまった…)。だからもしかすると、大して考えのない集団だったのかな…という疑問はある。植垣は、「強固な論理構造があったから、自分がトップの立場にあったら殺人を指示してしまう」というようなことを言っているらしいけどね。

ベースのあった場所は、山の中の道なき道を2時間も進まないと辿り着かないそうだ。警察から逃れながら、狭い小屋で山のなかで暮らしていたら、人を殺してしまうような心境になるかもしれない。

 

いずれにせよ、見た後に爽やかな気持ちなど生まれようのないドキュメンタリーだった。

植垣の子供の将来が心配である。植垣は、子供に自分がしたことをきちんと伝えることができるだろうか…。